高校生豊橋市民病院で現代医療学ぶ

2024/08/18 00:00(公開)
CT画像の編集作業を体験する生徒=豊橋市民病院で
 豊橋市民病院は16日、高校生に医療技術員の仕事を紹介する「一日体験職場見学会」を開いた。東三河の11校から男女48人が参加した。
 診療技術局長の森嶋直人さん(59)によると、15年前までは、医師や看護師、薬剤師のみで治療をするケースが多かった。だが、現在は医療の高度化で理学療法士や言語聴覚士など専門スタッフと患者のケアや治療をする「チーム医療」が一般化。技術員不足が問題となっている。そこで、仕事の魅力をアピールし、志望者を増やそうと企画した。
 若手技師が診療放射線技師や作業療法士、臨床検査技師、臨床工学技士など7職種の業務内容ややりがい、選んだきっかけなどを話した。
 その後、4グループに分かれて各部署を見学したり、業務体験したりした。診療放射線技師の体験では、がんの有無や広がりなどを調べるCT(コンピューター断層撮影)で撮影した3D画像の編集を教わった。「腹部大動脈瘤」のこぶを見つける想定で、生徒たちは見よう見まねで操作していた。
 リハビリ病棟では、理学療法士や作業療法士の仕事を紹介した。左足がまひしている想定で、つえを持ったリハビリを体験。小坂井高校2年の阿古下詩織さんは「スポーツで人の役に立つ仕事をしたい」と理学療法士を志望している。「医療現場を見て体験する機会はないので、仕事を想像しやすかった」と話した。森嶋さんは「希望職種以外の仕事も見ることで、視野が広がる機会になればうれしい」と語った。
【北川壱暉】
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

藤城建設 光生会 虹の森 さわらび会 住まいLOVE不動産 蒲郡信用金庫 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国