豊川稲荷で迎春準備の鏡餅づくりが続く。28日は「大法会(だいほうえ)餅つき」があり、16人の僧侶が経を唱えながら餅をついた。
1年の感謝を込める。僧侶の減少などで休止していたが昨年復活した。食事を用意する「庫院(くいん)」に、臼ときねを用意。僧侶が向き合って座り読経した。その中で、蒸されたもち米を臼に入れ、僧侶が交代できねを使ってつきあげた。できた餅は鏡状にして本尊へ供えた。
また本殿には前日までに大きな2段重ねの大鏡餅を備えた。来年1月10日まで建物各所に大小の鏡餅が並ぶ。大鏡餅は昨年から、中を発泡スチロールにして、餅は表面だけにして食品ロスの削減に取り組んでいる。
僧侶の宇井大顕さん(34)は「新しい法堂が完成して境内の雰囲気が変わりました。2026年には午年開帳、30年には大開帳を控えており、注目されています。初詣は大勢の参拝客をお待ちしています」と話した。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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