アグリテックコンテスト「TOYOHASHI AGRI MEETUP」の最終選考が28日、豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」であった。入賞者には総額1000万円の支援金が配分される。
地元農家との共創を目指す農業系スタートアップに、市が事業化を支援する。今年は全国から過去最多の69件の応募があった。書類選考を通過したファイナリスト8社が最終選考に進んだ。長坂尚登市長やJA豊橋の伊藤友之組合長ら5人が審査員を努めた。
プレゼンテーションでは8社の代表者が独自技術の特徴や開発の背景、豊橋市でどのような実証実験をしたいか、支援金の使途などについて語った。審査員は市の地域性を加味した細かな指摘や課題を問うた。
優秀賞は、植物の光合成能を高める「グルタチオン」を肥料にする「WAKU」(岡山県)、種子育成技術「環境記憶種子」などを活用し収量増などの効果を引き出す「SACMOTs」(福岡県)、ハイドロゲル技術で土壌保水や肥料使用量削減を目指す「YAXIE」(東京都)に決まった。WAKUは来場者やオンライン視聴者の投票で決まるイノベーティブ賞も受賞した。
伊藤組合長は総評で「8社にはまだまだ伸びしろがあると確信している。何らかの形で若者の背中を押し、この地で農業が発展し、日本の農業の最先端をリードできるようなものにしてほしい」と語った。
入賞者は今後、協業可能な市内の農家とのマッチングを経て、支援金を元に実証実験へ進む。入賞以外の提案企業も伴走支援を続ける。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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