新城市内で撮影した天体写真展「星空への招待」が、市鳳来寺山自然科学博物館で開かれている。スタッフの長谷川博さん(67)が自宅などで写した16点を展示している。5月12日まで。
学生時代に天体観測を始め、撮影は約10年前に再開した。自宅2階ベランダに400㍉の天体望遠鏡とカメラを連動させた機材がある。
展示するのはA1判。11点は自宅での写真だ。5分間露光した写真50枚以上を重ね合わせた。自信作は2023年11月に撮影した「スパゲティ星雲」。計25時間露光した。「ぎょしゃ座」と「おうし座」の境にある超新星爆発の残骸で、細かい筋が集まった様子から「スパゲティ」の名が付いた。写真は赤い筋が確認できる仕上がりで「もともと淡い色あいなので時間をかけました」と説明する。
ほかにもオリオン座にある大星雲、馬頭星雲、「すばる」と呼ばれるプレアデス星団など。自宅以外では、昨年10月に設楽原と桜淵公園で撮影した「紫金山・アトラス彗星」も並ぶ。また、スマートフォンでの天体写真撮影も紹介する。
「次は南半球でマゼラン星雲を撮影したい。自宅から見られないので準備が必要だ」と意気込みを語った。
午前9時~午後5時。火曜休館。大人220円、小中学生100円。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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