「三河日華親善協会」の一行が10日、3泊4日の日程で台湾に向けて出発した。協会長で元副総務相の鈴木克昌さんら約30人が現地を視察、経済人らと交流を深める。
協会は蒲郡市を拠点に、40年にわたって台湾との友好親善活動を続けてきた「蒲郡日華親善協会」が母体。昨年、名称を変更した。
中部空港から出発したのは、鈴木さんのほかに元副金融担当相の山本明彦さん、元蒲郡市長の稲葉正吉さん、豊橋技術科学大学の高橋一浩教授ら。会社経営者も多く含まれる。
クローン技術での蘭園の視察にはじまり、台湾積体電路製造(TSMC)の車窓からの見学などがある。続けて日本の「スズキ」の関連会社でオートバイ製造「台鈴工業」を視察する。最大のイベントは、日本の経団連に相当する「中華民国東亜経済協会」の黄教漳理事長の講演。上智大学を出た知日派で、日台の経済協力について語る。鈴木さんは東三河に半導体工場の誘致を目指しており、今回の視察はその機運を高める意味もある。
鈴木さんは「日本と台湾の歴史を学びつつ、新しい日台関係を築くのが目的」と述べた。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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