田原市は10日、サイクリストの市内誘客と利便性向上を目的に、豊鉄バスが運行する車体にサイクルラックを備えた「サイクルバス」の実証運行を始めた。市内の伊良湖本線と同支線で21日まで運行する。
自転車を積み込めるのは、2路線の起点「田原駅前」と「保美」「伊良湖岬」のほか、「西赤羽根」「小塩津」「馬草口」の各バス停。高校生などが利用する平日登校日と休校日、休日の3通りで運行する。乗車前に乗務員へ声を掛ければ利用可能。
車両先端部分にラックを設け、ホイールサイズ16~29インチの自転車が2台置ける。ほか、タイヤ幅3㌢以内、総重量50㌔以下で前後輪が48インチ(約120㌢)以下を積載基準とする。固定用具は乗務員が扱うが、自転車を載せる作業は利用者が行う。
渥美半島は、表浜海岸に面した国道42号沿いに伊良湖岬から豊橋市内まで続く自転車道が整備されている。三方を海に囲まれる自然の風景を生かし、サイクリングで市内へ訪れる観光客も増えている。
市は実証実験で得た知見を基に、今後の本格運行も視野に入れる。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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