豊橋観光コンベンション協会は17日、郷土料理「豊橋ちくわ」が文化庁の「100年フード」に認定されたと発表した。豊川市観光協会も18日、豊川市の「豊川いなり寿司」の認定を発表した。東三河では五平餅、お平(ひら)に続く4例目となった。
多様な食文化の継承と振興を狙いに、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を対象に認定している。
豊橋ちくわは中央に焼き目を入れ、両端は白く仕上げる。江戸時代に製法が確立され、焼きちくわの原形となった。海の恵みで鮮度の高い魚を使い、歯ごたえある食感が特徴。現在は市内3事業者が伝統を守る。地域の事業者が出前授業などを通じて製法や食文化を伝えている。
協会の大谷政道常務理事は「豊橋を代表する食のブランド。認定を機に観光誘客の促進につなげたい」と述べた。
同時認定の「豊川いなり寿司」は「日本三大稲荷」の豊川稲荷門前で長年、参拝者に親しまれている。奉納ため油揚げに詰めたおからが米に替わり現在の形になった。最近は五目、葉わさびやみそカツなど幅広い具材をアレンジした創作いなり寿司もある。観光協会や地域のNPO法人が出前授業やPR行事などを通じて根付かせている。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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