道の駅とよはしが「豊橋おやき」販売、長野市の「いろは堂」とコラボ

2025/03/24 00:00(公開)
豊橋おやきをPRする吉開さん、岡本さん、富永さん=道の駅とよはしで

 豊橋市東七根町の「道の駅とよはし」は、地元名物の大葉を使った「豊橋おやき」(税込み350円)を発売した。「揚げ焼き」で人気のおやき店「いろは堂」(長野市)や「エムキャンパス」と約半年かけて開発した。道の駅副駅長の吉開仁紀さんは「ぜひ手に取って、大葉の風味を味わって」と呼び掛ける。

 

 おやきは長野県北部の郷土食で小麦粉やそば粉を使った生地に野菜ベースの具材を包んで作る。

 

 コラボのきっかけは昨年5月。イベントで「いろは堂」の伊藤拓宗専務と知り合い、吉開さん、岡本理菜さん、富永百衣子さんの3人で、いろは堂の工場とカフェなどを併設した「おやきファーム」を訪ねた。到着すると、建物は山々に囲まれ、おやきをイメージした丸い造りの木造建築で「壮観だった」と吉開さん。制作過程を見学し、できたてを食べると3人は「感動を覚えるおいしさだった」と語る。さらに、中身を変えられる点に「豊橋名物を挟んで、長野のおやきとコラボしたら絶対面白い」と興奮した様子で帰途についた。

 

 いろは堂と、農家との連携に実績のある「エムキャンパス」の協力で商品開発が始まった。材料を決める際に、豊橋名物でさまざまな食材とマッチする大葉に目を付けた。普段は脇役だが、岡本さんは「大葉を感じてほしい」と多めに入れることにした。ねぎみそや切り干し大根、野菜など、具材とのバランスを10種以上試し、主張が強くない野菜にした。

 

 開発に半年かかったが、3月2日にお披露目イベントを開催。関係者ら30人に日本酒とともに振る舞い「大葉の味、香りとも最高」と高評価をもらった。道の駅では、3日から「あぐりパーク食彩村」で販売を開始。吉開さんは「今後もさまざまな地元食材とコラボしたい」と話している。

お披露目イベントも盛況だった
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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