東海地方の一部湿地帯のみ自生する「シデコブシ」が、田原市内の自生地で見ごろを迎えた。休日には、ハイキングや撮影を目当てに訪れた観光客らでにぎわう。市によると4月上旬まで楽しめるという。
モクレン科の落葉樹で伊勢湾周辺地域の限られた湿地に自生する。毎年3月中旬から4月上旬まで、こぶし大の白やピンクの花をつける。市内には4カ所の自生地が国や県、市の天然記念物に指定されている。国天然記念物「椛(なぐさ)」のほか、黒河、伊川津(いずれも県指定)や藤七原(市指定)で見られる。
同市田原町の藤七原湿地では開花情報を知って訪れた観光客らでにぎわっている。満開の花をカメラで撮影したり、絵筆をとってスケッチしたりして春の訪れを感じていた。開花状況は市のホームページで確認できる。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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