豊川の喫茶店でクロチクの花が咲く 120年に一度か

2025/04/04 00:00(公開)
珍しいクロチクの花

 豊川市当古町の喫茶店「パブリックスコーヒーブランディン」で、クロチク(黒竹)の花が咲いた。120年に一度咲くともいわれており、客の間で話題になっている。

 

 イネ科マダケ属の一種で、店と塀の間に垣根として12年前に植えた。1週間ほど前に花が咲いているのを店主の杉山公洋さん(46)が見つけた。大きな花が咲くわけではなく地味な雰囲気だが、クロチクの花が珍しいことを知っている来店客が多く、じっくりと見物する人が目立つ。

 

 垣根の幅は約5㍍。何本もの竹があり、多くの花が咲く。花は数㌢と小さく、雄花がたれ下がっている様子が見られる。杉山さんは「珍しい花ですので、コーヒーを味わいながら見てください」と話す。午前11時~午後7時で水曜定休。

 

 豊橋総合動植物公園の植物園を担当している豊橋みどりの協会の河辺恵美さん(54)は「120年に一度かは分かっていないですが、花が咲くのはとても珍しいです。竹は花を咲かせると枯れてしまいますが、地下茎から再びタケノコが出てきて復活します」と話していた。

窓越しに見えるクロチク=パブリックスコーヒーブランディンで
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

竹下貴信

1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。

最新記事

日付で探す

<前次>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
さわらび会 光生会 虹の森 住まいLOVE不動産 藤城建設 蒲郡信用金庫
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国