かつて宝塚歌劇団に所属し、現在は豊橋市と名古屋市でフラメンコ・スペイン舞踊教室を主宰するフラメンコダンサーで指導者の古橋紀子さんが、豊橋市草間町の「南陽生涯学習センター」で8~10月に開かれる市民大学トラム「健康エクササイズ」で講師を務める。がんや骨折を乗り越えて指導する。
古橋さんは豊橋市生まれ。5歳でクラシックバレエを始め、県立豊橋東高校在学中に宝塚音楽学校に合格した。宝塚時代は「豊みのる」の名で、月組の男役として活躍した。在籍中にスペインに留学してフラメンコを本場で学んだ。退団後に豊橋と名古屋に教室を開設。以後、50年余にわたり、生徒たちの発表会と自身の公演を定期的に開催してきた。
最近は大腸がんの放射線治療を受けた。その後、稽古を再開したところ、股関節や腰の骨を折った。リハビリ中に医師から、「体幹がしっかりしているので、つえを使わずに頑張りましょう」と言われ、克服した。若い頃からフラメンコに取り組んできたことが、体幹を鍛えることにつながり、早期復帰につながったという。
市民大学トラムでは、楽しく体を動かしたい男女シニアらを対象に、フラメンコの要素を取り入れた健康づくりのためのゆっくりとした運動を体験できる。足踏みで骨密度を高める▽指先を動かすことで脳を活性化させる▽リズムに合わせて体を動かすことでリフレッシュできる―などの効果が期待できる。
古橋さんは「がんの治療や骨折のリハビリで、市民大学トラムの講師を務めるのは久しぶりです。長年の経験を生かして、皆さんが楽しめ、健康になれるよう指導していきます」と話す。
8月26日、9月9日と23日、10月14日と28日の計5回で、いずれも午後1時半から。受講料1500円。定員15人で申し込み多数の場合は抽選。申し込みと問い合わせは、南陽生涯学習センター(0532・48・6576)へ。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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