豊漁と海上安全などを祈願する「龍宮まつり」が15日、田原市の白谷海水浴場で開かれた。
おとぎ話の竜宮伝説を元にしたもので、起源は江戸時代末期にさかのぼる。戦争で途切れたが、地元漁師たちの手によって1969年に復活した。地域の盆の風物詩になっている。
この日は波が高かったため、浦島太郎にふんした地元の小学生がカメの模型に乗って沖へ向かう神事は取りやめた。
広中和博区長のあいさつの後、地元の人や多くの人が見守る中、大漁旗を掲げた漁船が沖へ出発。浦島太郎役の和田泰紀さん(童浦小5)が乗る船を中心に他の船が円を描いて進み、供え物が海に奉納された。
広中区長は「少子化が進んでいるが、子どもたちを主役に伝統のまつりを続けていきたい」と語った。和田さんは「自分の役目を果たせてよかった」と話した。
地元子ども会による恒例の劇「浦島太郎と乙姫」は子どもたちの数が少ないことなどから今年はなかった。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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