豊橋市の長坂尚登市長は25日の定例記者会見で、前市長のハラスメントを告発する匿名の情報提供を理由に、第三者調査委員会の設置へ向けた検討を指示したことについて、これまで庁内での対応に新たな動きはないと説明した。事案を発表した緊急会見から半年近く経つが、設置要件に挙げる庁内での情報共有が進まないことを理由に、今後の見通しも立っていないとした。
3月7日夜の緊急会見では、前市長からハラスメントを受けたという文字情報の匿名通報が市長に届いたとしている。その際、企画部を中心に第三者による調査委員会設置検討を指示した。
これまでの説明で通報者は、個人の特定を恐れて職員との情報共有を拒んでいるという。通報者の求めに応じられる手段がない中、唯一の窓口役とする長坂市長は「この1~2カ月で庁内での情報共有に関する動きはない」と答えた。
別の方法で進展を図ることについては「まだない」とした。
一方、緊急会見とその後の対応を追及する市議らは「公表できない私的な文書だ」などとし、第三者調査の検討を含めた記者会見など対応の誤りを指摘している。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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