豊橋文化振興財団は今年度「豊橋文化賞」「豊橋文化奨励賞」の受賞者を発表した。文化賞は津軽三味線貴康さん(68)、奨励賞は能面師の北沢美白さん(39)。表彰は27日午後2時から、市公会堂である「第68回豊橋文化祭」の開会式典で。
文化賞は学術や芸術のほか文化全般の振興に貢献した人に贈る。中野さんは同市飯村北2で津軽三味線雅會を主宰。県内や静岡県を中心に三味線教室を開き、後進育成や演奏活動に尽くした点が評価された。
文化奨励賞は、地域文化芸術振興への将来性を選考基準に置く。北沢さんは国指定重要無形民俗文化財の「豊橋鬼祭」で用いる赤鬼や天狗など全6面を改める神面奉製事業に携わった。伝統継承への貢献、国立能楽堂定期公演で作品を採用されるなどの実績が評価された。京都市在住。
豊橋文化祭は11月30日まで開催。「ライフポートとよはし」「市民文化会館」などで舞踊や音楽などの発表会、いけばな展や市民茶会など25公演と3展示会を開く。問い合わせは同財団(0532・39・5211)へ。
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