東三河フードデイズが開幕 クリエイターらが意見交換 食と農やまちづくりなど課題解決探る

2025/09/19 22:00(公開)
食と農業の先進的な取り組みを語ったクロストーク=ホテルアークリッシュ豊橋で

 食と農業で地域活性を図る「東三河フードバレー構想」を展開するサーラ不動産は19日、各地のフードクリエーターが集う「東三河フードデイズ」を豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で開いた。20日まで。

 

 フードバレー構想は豊橋駅前の「エムキャンパス」を拠点に、地域社会や食文化の課題解決など先進的な取り組みに挑むクリエーター育成を掲げている。

 

 初日は九つのテーマで登壇者が事例紹介や意見交換するクロストークがあった。

 

 田原市の農業とまちづくりをテーマにしたトークでは、同市福江町で今年2月に完成した商業施設「あつみの市レイ」を拠点とした地域の将来像などを語った。

 

 施設の再開発に取り組んだ渥美フーズの渡会一仁社長のほか、千賀吉晃さん(ベスト・グリーン・ファーム)、鈴木亜紀奈さん(フィンガー・ライム・ベース)、石川卓哉さん(ゆたかわ)が登壇した。

 

 渡会社長は、地ビール製造販売の「渥美半島醸造」などテナントを通じて地元農家との連携を進めているる。安価なゲストハウスで宿泊を伴う観光消費への貢献にも積極的だ。

 

 商業施設の再生について渡会社長は、解体計画に異論を唱え、ここまでこぎつけた経緯を紹介。「同時期に生まれ育った施設がなくなるのは忍びなかった。地元観光は車利用者が大半だ。宿泊施設は、夜も滞在できて消費につながる仕組みづくりの一環」などと説明した。

 

 20日は山と海が共存する東三河の地の利を生かし、各地の先進的な食と農を現地で体感する「クロスウオーク」なども開く。

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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