食と農業で地域活性を図る「東三河フードバレー構想」を展開するサーラ不動産は19日、各地のフードクリエーターが集う「東三河フードデイズ」を豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で開いた。20日まで。
フードバレー構想は豊橋駅前の「エムキャンパス」を拠点に、地域社会や食文化の課題解決など先進的な取り組みに挑むクリエーター育成を掲げている。
初日は九つのテーマで登壇者が事例紹介や意見交換するクロストークがあった。
田原市の農業とまちづくりをテーマにしたトークでは、同市福江町で今年2月に完成した商業施設「あつみの市レイ」を拠点とした地域の将来像などを語った。
施設の再開発に取り組んだ渥美フーズの渡会一仁社長のほか、千賀吉晃さん(ベスト・グリーン・ファーム)、鈴木亜紀奈さん(フィンガー・ライム・ベース)、石川卓哉さん(ゆたかわ)が登壇した。
渡会社長は、地ビール製造販売の「渥美半島醸造」などテナントを通じて地元農家との連携を進めているる。安価なゲストハウスで宿泊を伴う観光消費への貢献にも積極的だ。
商業施設の再生について渡会社長は、解体計画に異論を唱え、ここまでこぎつけた経緯を紹介。「同時期に生まれ育った施設がなくなるのは忍びなかった。地元観光は車利用者が大半だ。宿泊施設は、夜も滞在できて消費につながる仕組みづくりの一環」などと説明した。
20日は山と海が共存する東三河の地の利を生かし、各地の先進的な食と農を現地で体感する「クロスウオーク」なども開く。
購読残数: / 本
愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
週間ランキング
蒲郡ホテル、中国人観光客キャンセル報道後に中傷の電話多数 竹内社長「仕事どころではない」 【マケイン】八奈見さんお誕生日おめでとう 舞台の豊橋がお祝いムード 同人誌イベント「負けケット」も 田原市が「屋台村」の社会実験へ 来春から1年間事業者募る 空き地活用で駅周辺のにぎわい確保へ 歴史に名を刻んだ豊橋中央 ヨゴスポーツ余語充さん、今年の県内高校野球を回顧 豊橋のエクスラージ、3年連続で愛知県の人権啓発ポスターに 仕掛けは「逆さ絵」で「きづくとかわる」 田口高校で集団暴行事件被害者遺族の一井さん講演 豊橋市制120周年記念ロゴマーク決定 「右手と左手の上下が逆では?」の声も 【マケイン】蒲郡市竹島水族館と初コラボ 作中に登場する水槽解説、特別グッズ販売も 12月20日から 東海漬物、新社長に大羽儀周氏 組織の基盤固め最優先に 【のんほい×三遠】佐々木選手はパタスザル、根本選手はサーバル、ヌワバ選手はライオン・・・その理由は日付で探す