豊橋市出身の女優でコスプレーヤーの桃月なしこさん(29)が27日、豊橋署の一日署長を務めた。同市東田町の豊橋競輪場に詰め掛けた大勢のファンや家族連れを前に、自転車のヘルメット着用の重要性などを訴えた。
秋の全国交通安全運動の一環。清永芳弘署長から委嘱状を受け取った桃月さんは「豊橋に来るのは久しぶり。警察の制服を着ると身が引き締まる気持ちになる」と喜んだ。
アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置などを搭載した「セーフティサポートカー(サポカー)」を体験。壁まで数㍍でブレーキを掛けず止まった。「ギリギリまでちゃんと止まれるか心配だったが、これは安心ですね」と感心していた
その後、運転シミュレーターにも挑戦した。「5年間運転していない。教習所通っていたのも結構前」と不安を口にしていたが、死角からバイクや人が飛び出してくる危険な状況を体感した。
交通課の河原典幸係長との掛け合いで、自転車事故の危険性やヘルメットの正しいかぶり方を教えた。昨年、県内では自転車事故で23人が亡くなったが、死因の約6割が頭のけが。そのうちヘルメットを着用していたのは1人だった。河原係長は「おでこまで深くかぶり、あごひもを緩くしないなど、正しくかぶるように」と訴えた。
ほかにも、県警の交通安全教育チーム「あゆみ」による人形劇や第二交通機動隊「B―Force」による交通安全教室、移動用小型試乗体験、白バイやパトカー展示などのブースがあった。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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