豊橋創造大学は大学祭「創造祭」に合わせ、市民向けのイベント「防災フェス2025」を25~26日に開く。専門家による講演のほか、煙が充満した室内を歩く体験ブースなどを通じて「備えが命を守る。学びが行動を変える。」をテーマに防災意識の向上を呼び掛ける。
四つの防災講演会がA21教室を会場に開かれる。25日は、午後0時半から国土交通省豊橋河川事務所の稲垣良和所長が「洪水の基礎知識」と題して内水氾濫と外水氾濫について解説する。午後2時からは県防災安全局の齋藤靖正主査が「ペットの防災対策」について講演する。
26日は手話通訳付き。午前11時半から、「サーラエナジー」の勝股大樹氏が「都市ガス・LPガスの地震対策」について話す。午後1時から、県防災安全局の青山幸久課長補佐が「大地震! その時どうなる? どう備える?」と題して解説する。申し込みが必要で専用フォームから。
ほかに、26日午後0時半から災害体験ブースをペデストリアンデッキ下に設ける。煙が充満した室内での避難を体験できるほか、避難所に設置されるペットゲージや防災グッズなどの展示がある。
また、聴覚障害者の防災に焦点を当てた企画も充実している。学生たちが加わって企画したものも。26日午後2時15分から、災害時に聴覚障害者が直面する困難を伝える「防災紙芝居」を上演する。両日午前11時半~午後3時半、避難所で活用する「お知らせ絵カード」の展示、手話の指文字スタンプを使ったしおり作りワークショップなどが予定されている。
担当の地域連携・広報センター長の平松靖一郎さんは「もう一度、原点に立ち返って備えようという企画。多くの人に来てほしい」と話す。
イベントの問い合わせは豊橋創造大学地域連携・広報センター(0532・54・9729)へ。
購読残数: / 本
1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
週間ランキング
新城市でツキノワグマ出没 愛知御津駅にロイヤルエクスプレス停車 沿線5市が特産品などPR ホームは物産展の様相 はつらつ豊橋「一日長」 豊橋中央の高橋大喜地さんにも委嘱 「浜松湖西豊橋道路」二川地区の大部分をトンネル構造に 豊橋市が計画素案の説明会 三遠、西地区首位・長崎に逆転負け 大野HC、若手の成長評価 「ファイトするように」 豊橋市が防災訓練 車中泊など初の取り組み 【インタビュー】「童貞絶滅列島」作者の川崎順平さん「胸を張って生きられる社会に」 豊橋の「ながら・加藤建築」棟梁の加藤さんが東京庵豊川店の水車を修復へ 豊橋市役所で「市民の日」式典 豊橋・西光寺で12月5~6日に「三河酉の市」 巨大熊手に甲子園出場の豊橋中央を祝う模型も日付で探す