豊橋市立大清水小学校で8日、自動運転に関する出前授業があった。「NTTドコモビジネス」東海支社の中世古祥恵さんが、自動運転の仕組みや社会的効果、重要性などを5年生に語った。
来年1月から1カ月間、大清水駅周辺で同社が自動運転バスを実証走行する。これに先立ち、児童にその意義や未来のあり方について考えてもらう。
中世古さんは自動運転がセンサーやカメラ、3Dマップ、GPSなどの情報を総合するプログラムの制御で成り立っており、そのうえで人間も遠隔監視していると説明。「プログラミングも安全を見張っているし、人間も遠くのところで見ている。これが自動運転を安全にする仕組み」と人と機械の協力で安全性が保たれていると話した。
自動運転の普及が進んだらどうなるかと聞かれた児童は「交通違反が減って事故が減る」「お年寄りや足の不自由な人が出かけやすくなる」「ハンドルなどの部品が減って車が安くなる」などと答えた。
中世古さんは「今の子どもたちが大人になった時には、自動運転が中心になっている可能性が高い。未来のことを自分ごとに置き換え、仕組みを知ってほしい」と語った。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
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