新城市の湯谷温泉活性化に向けた「みらいデザイン会議」が12日、「市民センターほうらい」であった。宿泊施設の関係者らが参加し、温泉街の未来についてアイデアを出し合った。
宿泊施設から経営者や従業員、林業従事者、イベント企画担当者、市役所職員、市観光協会会員ら22人が参加した。市が今年度、温泉エリアを中心とした「活性化構想」を策定するため、関係者で考える機会を設けた。
3グループに分かれ、温泉の魅力や強み▽課題▽5年後、10年後の温泉街―を考えた。湯谷温泉の良いところは「薪(まき)ボイラーを導入していること。林業従事者の助けにもなっている」と挙げた。他に「国定公園法の規制もあるが、宇連川で楽しめる場所を考える」「温泉のキャラクターを作って全国展開すれば、若年のファンが訪れる」「空き家を活用して飲食店を開業するなど、ビジネスチャンスがあることをPRして有名にする」などの意見があった。
ハクヨグループ(豊川市)の笠原盛泰代表はリモート参加し「新東名高速道路のインターチェンジから近い立地の良さがある」と指摘し、今後の構想策定に協力することを表明した。
市はコンサルタント「早川都市計画」(豊田市)と共に、来年3月末までに構想をまとめる。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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