豊橋みなとライオンズクラブは12日、豊橋市の幸公園で「保全例会」を開いた。近くの市立岩西小学校4年生75人と一緒に外来植物について学び、園内の一角で環境美化活動に取り組んだ。
同LCは幸公園での奉仕活動を20年以上続ける。池の浄化や施設修繕など環境整備に尽力してきた。今回は市自然史博物館学芸員の稗田真也さんから園内に生息する外来植物について話を聞いた。
藤原浩巳会長が児童にライオンズクラブについて説明し、「外来種は外から持ち込んで広がってしまった植物。外来種について勉強し、頑張って公園をきれいにしましょう」と呼び掛けた。
稗田さんは「メリケントキンソウ」「オオキンケイギク」「ウチワゼニクサ」の3種について資料や実物を示して説明。今回はみんなでメリケントキンソウの駆除に取り組んだ。南米原産の一年草で、種子にトゲがあり肌に刺さる危険もあるという。児童はLC会員とともに芝生内を移動し、メリケントキンソウを抜いてはごみ袋に集めた。女子児童の一人は「外来種という言葉は知っていたが、どんなものかは知らなかった。友達と遊びに来る幸公園に外来植物があると初めて知った。小さくて見つけるのが難しかったが、勉強になった」と話した。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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