県警はパトロール時と緊急走行時で赤色灯の光り方が異なる新型車両の導入を進めている。パトカーのサイレンの音が聞き取りにくい聴覚障害者に配慮した車両だ。18日、豊橋市草間町の県立豊橋聾学校で披露された。
従来の車両はサイレンの有無で区別していたが、新型では緊急走行時は従来と同じ0・5秒周期の回転と点滅で、パトロール時はホタルのようにゆっくりとした点滅を2秒ごとに繰り返す。全日本ろうあ連盟が警察庁に導入を要望し、昨秋から配備が始まった。東海地方では岐阜県警が昨年11月、愛知県警が同年12月に配備を始めた。県内では、11台が運用されているという。
同校グラウンドには、新型の赤色灯を装着した小型パトカーが到着。生徒や児童ら36人は、赤色灯が光る様子を注意深く見つめ、緊急時と平常時の違いを確かめたり、パトカーの運転席に乗ったりしていた。
高等部の宮田地佳さんは「今までの車両だと緊急時とパトロール時の違いが分からなかったが、新車両は点滅のスピードが異なり、分かりやすい」と話していた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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