東栄町を拠点に活動するプロ和太鼓集団「志多ら」による出前授業が18日、町立東栄中学校にあった。県新城設楽振興事務所が主催した。
振興事務所はこれまで、将来のUターン就職につなげようと新城市と北設楽郡の事業所を紹介する冊子を作り、小中学生に配った。今年度は事業者が直接仕事の魅力を伝える場として出前授業を企画した。志多らの大脇聡代表と団員4人、研修生1人が学校を訪問した。
大脇代表は、志を同じくする集団から「志多ら」と名付けられたこと、組織では演奏者の育成をはじめイベントの企画、ファンクラブ運営など各種の業務があることを説明。さらに国指定重要無形民俗文化財の花祭で東薗目地区の行事を担っていることも紹介した。「自分がやりたいことをしっかり見つけてほしい」と述べた。
東栄中学の卒業生で大脇代表の長男元さんは「和太鼓を通じて東栄町のことを発信できることに、やりがいを感じる」と語った。
団員は2曲を演奏。全校生徒64人に加え豊根村立豊根中学校生徒もリモートで聴講した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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