田原市の「田原まつり会館」で22日、凧(たこ)保存会や山車保存会員らによる「文化体験フェスティバル」が始まった。田原まつりで引き回す昼山車で、おはやし演奏と、からくり人形のパフォーマンスなどが披露された。
会館には本町と萱町の山車が保管され、常設展示されている。この日は市中心部の本町が所蔵する山車「神功皇后車」(が公開された。おはやしに合わせて車両上段のからくり人形も披露。男装の童女が手に持った采配を振るうパフォーマンスに来場者から拍手が起きた。
田原市伝統の凧を扱った制作教室ではA3サイズの小凧に下絵を施し、子どもらが塗り絵感覚で楽しんだ。伝統の手筒花火を題材にした絵柄で、完成した凧は手筒花火と一緒に飾って展示されている。
田原まつりの山車は本町、萱町、新町の3町が所蔵するからくり人形を載せた山車が見どころだ。夜は各町の子どもらを中心に装飾やステージを備えた「夜山車(よやま)」が各町を巡回する。電飾で夜を彩るもう一つの山車でもある。
30日までの期間中、凧を題材にした紙芝居上演会、初凧やけんか凧の制作体験もできる。問い合わせは田原まつり会館(0531・22・7337)へ。火曜休館。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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