豊橋市前田南町の「ハート動物クリニック」で7日、飼い主と愛犬が参加する実践型の「リアル防災訓練」が開かれた。8組の飼い主と犬が参加した。クリニックの防災マニュアルのアップデートに役立てる。
まず防災のミニ講座があった。ペット防災には「三つのR」が重要という。「レディー(準備)」「レフュージ(避難)」「レスポンシビリティー(責任)」だ。準備は物などのハードの備えと、健康管理や行動などソフトの備えの両輪が必要。スタッフは「オーダーメードの対策を考えることが大切」と指摘した。
災害は、朝に起きるか夜に起きるか、夏か冬かは分からない。そこでさまざまなタイミングを想定し、どう行動するかシミュレーションすることを勧めた。
飼い主が不在の家でも無事に待っていてくれるように「寝床の近くに倒れるものは置かない。倒れそうなものは固定する」「頑丈な家具の隙間など、潜り込めるスペースをつくる」「マイクロチップを入れておく」などの対策を行い、自分のペットを守る「飼い主責任」を果たす。さらに、避難所にはアレルギーや動物が苦手な人もいるため、健康管理や予防接種、ノミ・ダニの駆除などの予防をしておくことが大事で、それが社会に配慮する「飼い主責任」になるという。
続いてペット防災に関する◯×クイズがあり、10問が出題された。5組が全問正解した。
最後は避難訓練。診療中に震度6強の地震が発生したという想定で、緊急地震速報のアラーム音を合図にスタート。参加者は窓から離れて愛犬とともに姿勢を低くし、スタッフの誘導で駐車場まで避難した。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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