蒲郡市拾石町の眼科医療機器大手「ニデック」は、一般社団法人「日本ゴールボール協会」と「オフィシャル・ブロンズ・パートナー契約」を締結した。1日付。
パラスポーツの振興を通じて視覚障がい者への理解促進と共生社会の実現を目指す。ニデックは「見えないものを見えるようにする」という設立時からの理念の下、視覚に関わる技術の発展に長年取り組んできた。今回の提携は、目に疾病のある人々を支え、パートナーと共にQOL(生活の質)の向上を実現するという同社の方針に基づいている。
ゴールボールは、視覚障がいのある選手が鈴の入ったボールを使い、音を頼りに得点を競うパラリンピック正式競技だ。10月のアジアパラ大会では、豊橋市総合体育館が試合会場になる。選手全員がアイシェード(目隠し)を着用して聴覚や身体感覚を頼りにプレーするため、障がいの有無や程度にかかわらず同一条件で参加できる特徴を持つ。
今回のパートナーシップについて、ニデックの小澤素生社長は、設立当初から視覚障がい者からの知見を得て技術開発を進めてきた経緯に触れ「支援を通じて視覚障がいと共に歩み、相互理解が深まる社会の実現に貢献したい」と展望を述べた。また、世界で活躍する日本代表選手の応援にも意欲を示している。
ゴールボール協会の梶本美智子会長は、眼科医療機器メーカーとして社会貢献するニデックとの連携を「大変意義深く、心強い」と歓迎しており、競技力の向上や普及活動に注力する構えだ。
ニデックは最先端の光学・電子技術を核に、医療や眼鏡機器などの分野で世界100カ国以上に事業展開するリーディングカンパニーだ。地元の有力企業が国内の中央競技連盟を支援することで、パラスポーツの発展と「ノーマライゼーション社会」の実現に向けた大きな一歩となることが期待される。
購読残数: / 本
1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
週間ランキング
日付で探す