葦毛湿原で白いハルリンドウの花盗掘

2026/04/23 00:00(公開)
6日に撮影された盗掘前の白いハルリンドウ(提供)
6日に撮影された盗掘前の白いハルリンドウ(提供)

豊橋署に被害届

 豊橋市は22日、国指定天然記念物の葦毛湿原で、ハルリンドウの盗掘被害が発生したと発表した。市は文化庁の指示を受け、14日に豊橋署へ被害届を提出した。

 今回盗掘されたのは、青紫色の花が一般的なハルリンドウの中でも、ごくまれに現れる白い花のものだ。6日の時点では開花が確認されていたが、12日には跡形もなく掘り返されているのが発見された。

 リンドウ科に属する冬型の1年草で、高さ10~15㌢に成長し、春に2~3㌢ほどの花を咲かせる。葦毛湿原では土壌に残る種子を活用して希少な植物を復活させる取り組みが進められており、近年はハルリンドウの数も増加し、来場者に親しまれていた。

 葦毛湿原は2021年に国の天然記念物に指定されたが、文化財保護法に違反する無断の現状変更事例が相次いでいる。これまでにもトキソウ、サギソウ、ハルリンドウ、コオニユリなどの盗掘が度々発生しており、22年8月26日にもコオニユリが盗掘され、被害届を出した。現地では注意喚起の看板を設置しているものの、悪質な行為が後を絶たないという。

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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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