東三河7市町村の人口減少

2016/11/29 00:00(公開)
 県は28日、昨年10月に実施した「平成27(2016)年国勢調査の人口等基本集計結果(愛知県分)」を発表した。
 人口等基本集計は、すべての調査票を用いて市区町村別の人口、世帯、住居に関する結果および外国人、高齢者世帯に関する結果について集計した確定値で、総務省から公表された集計結果の愛知県分を取りまとめた。
 人口総数は748万3128人(男性374万844人、女性374万2284人)で平成22(2010)年から1・0%増加したが、伸び率は昭和25(1950)年以降最低だった。
 市町村別人口は、54市町村のうち、名古屋市など32市町で増加、瀬戸市など224町村で減少した。
 増加率が最も高いのは長久手市の10・7%だった。
 地域別では尾張地域513万745人、西三河地域159万4930人でともに増加、東三河地域は75万7453人で8234人(1・0%)低下した。
 東三河8市町村で平成22(2010)年に比べて人口が増加したのは豊川市のみで、豊橋市など残る7市町村はいずれも減少した。増減率が最も大きかったのは豊根村、次いで設楽町だった。
 65歳以上人口は176万763人で人口全体の23・8%を占めた。割合が最も高かったのは東栄町の48・8%、次いで豊根村の48・5%、設楽町の47・4%となっている。
 一般世帯数は305万9956世帯で、1世帯当たりの人数は2・41人。一人暮らし世帯が一般世帯に占める割合は33・5%となり、昭和22(2010)年に引き続いて増加。一人暮らし世帯の65歳以上人口が29・2%増加した。
(後藤康之)
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