とよはし市電を愛する会が市の基金に寄付

2017/01/14 00:00(公開)
 豊橋市内を走る路面電車(市電)を生かしたまちづくりに取り組んでいる市民団体「とよはし市電を愛する会」(神野紀郎会長)が13日、今年も「いい市電を」の語呂合わせで15万4100円を市地域公共交通活性化基金に寄付した。
 昨年の「市電の日」(4月)の催しで住民らが市電や公共交通のために寄せた寄付金と、同会が作製したカレンダー、絵はがきの売上金の一部。
 贈呈式が市役所で開かれ、神野会長や伊奈彦定顧問ら8人が出席、佐原光一市長に手渡した。
 市電を愛する会は、公共交通としての市電の利便性向上と市電を生かしたまちづくりを進め、「豊橋を人と環境にやさしいまちに」と願って、市電が一層便利で利用しやすい乗り物にするため寄付を続けている。
 2007(平成19)年から始めた寄付金は、全面低床電車「ほっトラム」の導入にも活用された。神野会長は「理想を言えば新しいほっトラムの導入や、市電の延伸、発展のために活用してもらえれば」と話した。
(中村晋也)
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