豊橋商高2生徒が難関資格試験に合格

2017/01/27 00:00(公開)
合格証書を手にする神谷君㊨と酒井さん=東愛知新聞社で
 豊橋商業高校(白井上二校長)経理科3年の神谷吉輝君(17)=豊川市東部中出身=が昨年11月、簿記検定試験の最高峰である日商簿記検定1級(日本商工会議所主催)に合格した。また情報処理科2年の酒井里緒さん(17)=豊橋市中部中出身=は12月、システムエンジニアの登竜門とされる応用情報処理技術者試験(情報処理推進機構主催)に合格。両難関試験の同時合格は、これで3年連続という、県内他校に例を見ない快挙だ。
 簿記検定1級は「商業簿記」「会計学」など4科目を3時間かけて受験し、100点満点中70点以上取らないと合格できない。税理士や公認会計士を目指して例年2回、全国で1万人強が挑戦し、合格率は10%前後。今回も合格者783人で9・3%という超難関だった。
 一方の応用情報処理技術者試験は、システムエンジニアやプログラマーを対象にし、情報関係の知識全般を試す内容。受験者の平均年齢は29~30歳で、今回3万5064人が挑戦し、合格率21・4%だった。酒井さんのように2年生で合格するケースは、全国でも極めてまれという。
 神谷君は前回の検定で、合格まであと3点足りず涙を飲んだ。その悔しさをバネに5カ月間毎日勉強を続けてきた。「合格と知った時はとてもうれしかった。今まで一緒に勉強した仲間や応援してくれた家族、先生方に感謝したい」と話す神谷君。卒業後は大学に進み、公認会計士を目指すという。
 酒井さんは今回が初挑戦で、一発合格を狙って、学友と一緒に毎日練習してきた。試験当日は記述問題が難しく、合格しているような手応えはなかったと振り返る。「3年生になったら、さらに上(最高難度4)の『データベーススペシャリスト試験』に合格したい。今後も勉強を続けます」と意気込んでいる。
(藤田彰彦)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 虹の森 光生会 藤城建設 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国