豊橋市自然史博物館で３日、東京海洋大学名誉博士のさかなクンのトークショー「さかなクン ギョギョッとお魚教室」が開かれた。世界の魚をイラストやクイズなどで紹介し、２回のショーを計約６００人の家族連れらが楽しんだ。
　大きな拍手で迎えられたさかなクンは、「ギョギョギョッ」とおなじみのフレーズで喜びを表現。続いて、同博物館で展示する恐竜にちなんだ学名を持つ「ミズウオ」や、恐竜が繁栄していた時代からほとんど姿を変えていない「ハイギョ」、先月２匹見つかり話題となった「メガマウスザメ」などをイラストを描きながら紹介した。クイズも織り交ぜ、豊富な知識とコミカルな言動で会場を沸かせた。
　最後は同博物館にオリジナルイラストを贈り、「お魚のように元気にレッツギョー」と締めくくった。
　トークショーは、同博物館で上映中の大型映像「ガラパゴス」にガラパゴス諸島周辺海域の魚が多く登場することから開催。さかなクンのファンでイラストを受け取った新城市立千郷小学校２年の光田昂矢君（７）は「会えてうれしかった。知らないことをいっぱい教えてもらえたので帰って図鑑で調べてみたい」と話していた。
（飯塚雪）