豊川市の宮下交差点を立体化へ

2017/07/14 00:01(公開)
立体化される計画の宮下交差点。国道1号と交わるため夜間も交通量が多い=豊川市小坂井町で
  国道151、247号の一部区間で、豊川市の都市計画道路・前芝豊川線を高架にかさ上げし、国道1号との交差点を立体化させる計画が本格的に始まることが分かった。県は今年度中に計画案を策定し、来年度から着工予定。小坂井バイパス(BP)から東名・豊川インターチェンジ(IC)までを高架で結ぶ構想が実現に一歩近づく。
 県東三河建設事務所の計画案では、全長約12㌔の前芝豊川線のうち、事業区間は平井町から篠束町までの1・3㌔。小坂井BP入り口付近の「才ノ木南」から国道1号と交わる「宮下」、さらに東の「宮下東」までの3つの交差点を範囲とする約580㍍をかさ上げし、宮下交差点が現状の平面交差から立体交差に変わる。高架道路を支える柱は車線間に立てるため、新たな用地買収は行わない。
 今後は都市計画変更案を作成し、11月に案の縦覧や意見書提出、市の都市計画審議会に諮問するなどし、来年3月までに告示予定。来年度から地盤調査を始め、工事に入る見通しだ。
 西側には御津臨海企業地区があり、前芝豊川線は国道23号BPや国道1号、さらには東名高速までを結ぶ重要な物流ラインとなっている。宮下交差点が立体化すれば渋滞の緩和や、近隣の小坂井高校の生徒の通学も安全になる。また、完全無料となった小坂井BPから豊川ICまでを1本の高架で結ぶ構想が現実味を帯びる。
 すでに県や市は地元住民への説明会を行っており、今後の説明会の開催頻度を問う意見や、近隣の病院関係者からは日照や騒音を心配する声などが出ている。
(由本裕貴)
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