豊橋で県が自動走行実証実験

2017/08/31 00:00(公開)
住宅地などをルートに行われた自動走行の公道実証実験=豊橋市天伯町で
 愛知県の自動走行実証実験が30日まで3日間、豊橋市天伯地区の公道で行われた。住宅地・天伯団地は高齢化が進み、市は自動走行を将来住民の移動手段の一つとして考えている。
 県は、移動手段がない地域の高齢者の足の確保や観光など各地域が抱える課題の解決策として自動走行導入を検討し、昨年度から県内各地で実証実験を行う。今年度は公募により、豊橋市など10市町が実証エリアに選ばれた。
 天伯団地の高齢化率は市全体の約25%を上回っており、今後、住民が買い物などをする際の移動手段が懸念される。バスなどを足にすることも考えられるが、運転手の確保が難しいといった課題もあり、市は自動走行に着目、名乗りを上げた。
 公道実証実験のルートは西幸町の豊橋サイエンスコアを発着点とし、天伯町の天伯団地や豊橋技術科学大学、東七根町の産直品などを販売するJAあぐりパーク食彩村を走行する片道約4㌔。30日は、募集した市民モニターが乗車し、運転席に人がいる状態での自動走行を体験した。
 車には信号機の色を識別するカメラや、人、建物などとの距離を計測するなどのシステムが装備され、自動で走行。乗車した地元の自営業男性(46)は「人が運転する車と変わらず安心して乗れた。運転席に人がいないことを想像しても、安全な走行だったので、移動手段に困る人にとって便利ではないでしょうか」と感想を話した。
(中村晋也)
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