東松照明氏の命日に合わせ「オマージュ写真展」

2017/12/14 00:00(公開)
自身の作品の前で東松氏の複製写真を手にする越知氏㊧と、加藤基吉・同ギャラリー所長=名豊ギャラリーで
 日本を代表する写真家の1人で、豊橋にゆかりのある東松照明氏(1930-2012)の命日(12月14日)に合わせ、豊橋市駅前大通の名豊ギャラリーで同日から「オマージュ写真展 東松照明に捧ぐ」が開幕する。「愛知大学写真研究会」と「東松照明から学ぶ寺子屋写真教室」の主催で、会期は1月19日まで。
 名古屋生まれで、愛知大学(豊橋)在学中に写真家として活動を始めた東松氏。米軍基地、長崎、家、沖縄、新宿などのテーマ作品を手掛け、国内外で高評価を得た。今回、5年前に逝去した氏を偲び、故人と親交のあった越知專・愛知大学写真研究会名誉会長、東松照明から学ぶ寺子屋写真教室の新村猛主宰らがオマージュ展を開いた。
 会場では写真33点と資料を展示。ありし日の東松氏を収めたスナップや越知氏との交流の様子を、越知氏や妻のツヤ子さん、また東松氏自身の写真で紹介しているほか、東松氏から許可を得てプレス用に複製した「皮肉な誕生」「岐阜県清見村のシダレザクラ」「会津・高田町のソメイヨシノ」の3作、東松氏の世界観を感じることが出来る、越知氏が昭和20年代に撮影した社会性あるモノクロ作品などを展示。新村氏は長崎で撮った新作を並べている。
 さらに現役の愛大写真研究会役員5人が、東松氏を意識した作品各1点をそれぞれ出品している。「本人がいたら懐かしがると思う」と、会場を見渡した越知氏。「地元愛に満ちた東松の活動を知ると共に、昭和25、6年代の写真を見て当時の社会風景を感知してもらえたら」などと話す。
 展示は入場無料。土日祝日と29~1月4日は休館。
(田中博子)
東松氏の写真を見る越知氏=同
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