愛知県豊橋市で南海トラフ地震の防災訓練

2024/08/24 06:00(公開)

 豊橋市消防本部は23日、解体が予定されている豊橋市石巻西川町の専用工作機メーカー「西島」の社員寮を使った消防訓練を開いた。消防隊員20人が地震発生時の救助活動の流れを確認した。

 1月に能登半島地震が、今月8日に宮崎県沖を震源とする地震が発生した。今回は、経験の少ない若手隊員の能力を向上させ、現場での事故を減らそうと企画した。

 南海トラフ地震で鉄筋コンクリートの建物が倒壊したという想定。隊員らは煙が充満し視界が悪いなか、扉を開けて部屋に入り「大丈夫ですか」などと声を掛けながら取り残された人を捜索した。その後、ハンマーやエンジンカッターなどを使って床に穴を開け、下の階にいた人をロープでつるして救助し、担架に乗せて運び出した。

 中消防署石巻出張所のの矢野貴洋さん(49)は「このような建物で訓練できる機会は少ない。要救助者と、自分の命を守って活動をすることを心がけてほしい」と話した。

 

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

最新記事

日付で探す