前衆院議員の鈴木克昌氏（74）は、政治経済分野の講師陣を迎えて行う「東三河政経塾」を立ち上げた。自ら塾長となり、長年交流のあるスズキの鈴木修会長が名誉会長を務め、年４回セミナーを開く。18日に会見した鈴木氏は「東三河の活性化に貢献できる人材育成をしていきたい」と語った。
　鈴木氏は愛知県議、蒲郡市長、衆院議員と政治家として35年間の経験を生かそうと設立。「青年会議所会員時代から親交のある鈴木会長へあいさつしたところ、後進の指導をすべきとアドバイスを受けた」と塾の開講理由を語った。
　講師は交流のある元三重県知事で早稲田大学教授の北川正恭氏、経済評論家の植草一秀氏、慶應義塾大学教授の金子勝、小林節の両氏らを迎える。
　鈴木氏は「人口減少や高齢化率上昇など存続危機にひんしている地方の在り方をどう考えていくのかを講演してもらい。塾生たちと一緒に議論したい」と話している。
　第１回は豊川市民プラザで６月23日に開催。鈴木氏、鈴木会長があいさつした後、北川氏が講演する。また第２回は蒲郡商工会議所で９月15日に開き、講師に植草氏を招く。その後、新城市内で11月、豊橋市内で来年３月に行う計画。４年間で計16回の開催をしていくという。
　現在塾生を募集中。年齢および性別は不問。入塾日は初回のみ２０００円。交流会や懇親会、域外研修なども行っていく予定でいずれも自由参加、実費必要。
　問い合わせは東三河鈴木政経塾事務局（０７０・１６１８・４８７７）へ。
（安藤聡）