「幸運」などの花言葉を持つ四つ葉のクローバーをモチーフにしたプロジェクトが展開されている田原市で28日、独自に設定している「四つ葉の日」（４月28日）のイベントが実施された。四つ葉、五つ葉などのクローバーの販売、四つ葉にちなんだワークショップなどが田原町の商業施設「セントファーレ」であり、家族連れ、女性らでにぎわった。
　同市伊良湖地区で四つ葉以上が生えるシロメクサが見つかり、伊良湖岬・恋路ケ浜には「幸せの四つ葉のクローバー発祥の地」がある。
　幸せの四つ葉プロジェクトは、中心市街地活性に取り組む「まちなか賑（にぎ）わいづくり実行委員会」が実施し、５月６日まで田原地区でイベントを開催している。
　四つ葉の日のイベントでは、トートバッグに四つ葉やプロジェクトイメージキャラクター「ばーくろー」などのスタンプを押したり、絵を描いたり、癒やしとして人気のガラス瓶に植物を保存するハーバリウムを四つ葉で作ったりする講習会が開かれ、親子や女性らが取り組んだ。
　トートバッグに絵を描いた同市の小学６年・西野七海さんは「四つ葉は形がかわいい。バッグは飾ったり、使ったりしたい」。同３年・中村愛莉さんは「願いがかなうことがあるから四つ葉は好き」、年長児の中村柚莉さんは「四つ葉はかわいい」と話し、夢中で手を動かしていた。
　会場では、鉢入りのクローバーや、ストラップ、お守りなどの四つ葉グッズも販売された。
　５月６日までの期間中、「ハッピー＆ラッキー」な気持ちになってもらおうと、四つ葉の形をしたパンやクッキー、グッズの販売などが田原地区などの店舗など18カ所であるほか、参加店で買い物をしてスタンプを集めて応募すると抽選で賞品が当たるスタンプラリーも実施している。
（中村晋也）