渥美半島に温泉を―。田原市が昨年、伊良湖岬周辺で行った温泉探査で湧出可能との結果が出たことを受け、渥美商工会は14日、福江市民館で「渥美半島温泉フォーラム」を開き、観光のエキスパート4氏を招いて、温泉を活用した観光客誘致の方法などを聞いた。
温泉探査では、深さ1800㍍の地点から、26度の単純泉が毎分40㍑湧出するとの結果が出た。山下政良市長も「伊良湖岬周辺で温泉を掘りたい気持ちがある」と前向きな発言をしている。
フォーラムには、日本交通公社理事の梅川智也氏、観光庁観光カリスマとして知られる金井啓修氏、鳥羽市温泉振興会・ゆーわく倶楽部会長の世古素大氏、建築家の遠藤克彦氏の4氏が出席。
4氏は異口同音に「温泉だけでは観光客は来ない。魅力的で足を運びたくなる地域づくりが大切」と述べ、うち金井さんは「地域の歴史や伝統、文化を物語にして売り出してみては」、梅川氏は「他地域との差別化が大切。地域のとがっている部分を、さらにとがらせることで、観光客が訪れるようになる」などと語った。
同フォーラムは、渥美半島へ訪れる滞在型の観光客を増やすために、事業者だけでなく市民にも温泉について関心をもってもらおうと開いた。
(竹下貴信)