「POMChair」がキッズデザイン賞受賞

2024/08/29 06:00(公開)
キッズデザイン賞を受賞した「POMChair」(提供)

 豊橋技術科学大などが設計し、豊橋市の家具製造「老津木工」が販売する椅子の工作キット「POMChair(ポムチェアー)」が、第18回(2024年)キッズデザイン賞を受賞した。

 子育てや子どもに配慮されたデザインの作品を対象に、2007年に創設された賞。

 くぎやビスを使わず、接着剤やゴムハンマーで組み立てる。デザインは技科大の水谷晃啓准教授が監修。子どもに愛されるよう、丸みを帯びたデザインにしている。

 木材産業活性化を目指し、豊根村の間伐材を使う。豊川堂イオンモール豊川店などで、キットを使った子ども向けのワークショップを開くなど、環境問題を考えるきっかけに活用されている。

 今回は、従来のキットに加え、複数の椅子を重ね合わせることのできるデザインを取り入れた「スタッキングPOM」制作。老津木工の松井誠社長は「収納しやすくなったので、保育園などで使ってもらいたい」と期待する。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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