27日午後10時10分頃、蒲郡市竹谷町大久古で土砂崩れが発生し、2階建て木造民家にいた家族5人が生き埋めになった。この家にいた40代女性が消防に通報した。巻き込まれたのは70代男女と40代女性2人、30代男性1人の計5人。うち通報した女性は約2時間後に、別の40代の女性が12時間後に救助されたが重傷。28日午後2時すぎ、70代女性が搬出されたが、午後8時45分に死亡が確認された。
現場では発生直後から警察や消防、建設会社などが重機を使って救出を進めている。自衛隊は28日午前5時に災害派遣を決定。現地で合流し、救助活動をしている。
市によると、市西部の山あいの場所で、家屋の北西斜面が崩れたという。この場所は土砂災害警戒区域には指定されていない。
近所の男性(80)は「友人が中にいて心配している。50年近く住んでいるがこんなことは初めて」などと話した。また別の男性(77)は「同級生がいる。23日にも会った。心配だ」と話し、救助作業を見守った。
名古屋地方気象台によると、27日は午後8時台に1時間41mmの激しい雨が降った。その頃の雨雲レーダーでは、蒲郡市が真っ赤になっている。また土砂崩れ発生までの24時間雨量は138.5mmを観測していた。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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