蒲郡市形原町のロープ製造「丸五製綱所」はロープ製造工程から出るポリプロピレン(PP)の端材を有効活用した再生PPバント「ガマバンド」を9月2日から販売する。同市三谷北通6のプラスチックリサイクル「三陽化学」と同市浜町の段ボールなどの包装資材販売「錦屋」と連携した事業。
丸五製綱所の間瀬有実子社長は、市が循環経済をまちづくりに取り入れる「サーキュラーシティ」に共感し、各種活動に取り組んでいる。この中で、ロープ産業が盛んな蒲郡から、多くの同業者に「まだ使えるPPなどの材料を利活用できる」ことを発信、「つくる責任」で廃棄ロスの課題解決につなげたいと思い、今年2月から三陽化学の竹内力富社長と協力して開発した資源循環型のロープを販売している。
今回はロープではなく、幅広い人に再生材を使った商品を届けようと考え、荷締め用に使用されるPPバンドに注目した。錦屋の伊藤健二社長に声掛けし、商品を開発した。
ガマバンドは幅1・5㌢、2500㍍巻。丸五製綱所から排出されたPPの繊維を三陽化学が回収。幸田町の工場で粉砕し、粒状のペレットに変える。その後、東京都の会社がバンドに加工した。錦屋が約4000円で販売する。
間瀬社長は「ロープ特性の硬い繊維がどんなものに変わるのかという思いが実現できた」と話した。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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