棚田にかかしを描いた風景を募集します－。新城市の鞍掛山千枚田保存会（小山舜二会長）などは、東三河の小学５、６年生を対象にした「四谷の千枚田とかかし絵画コンクール」を企画し、夏休み期間の20日から８月31日まで作品を募集する。
　同所は標高８８３㍍の鞍掛山南斜面に４２０枚、広さ３・６㌶の棚田が階段状に連なる。高い場所は標高４３０㍍、低い場所は同２３０㍍と高低差がある。
　保存会ではこれまでカレンダーやクリアファイルなど毎年作製して発信してきたが、今年は小学生に千枚田を背景に「かかしのある田んぼの風景」をテーマに作品を募ることにした。
　東三河の郵便局も共催し、ＮＰＯ法人国内産米の粉伝統食文化推進ネットワーク（事務局・丸八製菓）協賛、奥三河観光協議会、東愛知新聞社など後援。
　応募は専用ハガキ裏側に描いてもらい、必要事項を記入して行う。ハガキは計７０００枚刷り、新城市内の全小学校、豊橋、豊川、田原市の各中央図書館、蒲郡市立図書館、東三河の各郵便局で配布している。
　９月に同保存会と郵便局代表者で審査。最優秀１点、優秀10点、入賞39点を選ぶ。最優秀賞には四谷千枚田で今年収穫される新米５㌔、優秀賞は同２㌔を贈呈。入賞者50人には「四谷の千枚田五平餅セット」をプレゼントする。
　問い合わせは同ネットワーク中西勘二さん（丸八製菓内０５３２・29・０８０８）へ。
（安藤聡）