田原市の障害者支援施設「蔵王苑」の中庭にあるバナナの木3本のうち、1本が青い実を付けた。初めてで、施設の利用者を元気づけている。
3年前に職員から小さなタイワンバナナの鉢植えをもらった。最初は屋内で育てており、利用者が成長を見守っていた。背が高くなって中庭に植え替えた。
冬を迎えるたび枯れたようになるという。しかしバナナの中でも耐寒性が強い種であることからか、完全に枯れてしまうことはなく、春になると新しい芽が出て、すくすくと元気よく育つ姿を見せている。
そんな中、おいしいバナナはどのようにできるのかが利用者の間で話題になり、その声に答えたいと新たに2本のバナナの木を植えたのが2年前。
当時は新型コロナウイルス禍だったこともあり、新しいバナナの木は利用者の間でより話題となった。多くの人が成長と結実を楽しみにする中、8月にバナナの花が咲き、次々と実がなり始めた。順調に房が増えながら青く反り上がって成長を続けている。
食べられるようになったら収穫して利用者に振る舞う予定。渡部弘一施設長は「春に新芽を見せてくれるたくましいパワーを利用者の皆さんと共有したい」と語った。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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