蒲郡市役所に６日、同市形原町の市民グループ「春日桜会」によって花をつけたソメイヨシノが届けられた。市川薫会長は「ひと足早い春を楽しんでください」と稲葉正吉市長に手渡した。
　同会は形原神社境内地にある山林（通称春日山）でかつての桜名所の復活を目指して里山整備を行っている。広さ約１万平方㍍にソメイヨシノ、陽光、カンヒザクラなど３００本以上が植えられる。せん定した枝で促成栽培させて開花時期を早めて５日には卒業式が行われた地元の形原中学校にも届けていた。
　市役所には７、８分咲きとなったソメイヨシノが本館１階ロビーに展示。稲葉市長は「今年で５回目。いつも花を添えてくれて感謝します」とお礼の言葉を述べた。
　同会では今月26日から４月10日まで「桜まつり」を行う。27日には豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」が三河港蒲郡地区に寄港し、乗船客も訪れて観賞してもらうのを心待ちにしているという。
（安藤聡）