豊川の山脇市長 最後の公務を終える

2019/10/19 00:01(公開)
職員から花束と拍手を贈られ、退庁する山脇市長㊧=豊川市役所で
 きょう19日に任期満了となる豊川市の山脇実市長(75)が18日、最後の公務を終えた。退任式では管理職220人に「数々の大きな仕事を皆さんにやってもらい、本当に幸せ者だったとつくづく思う」と感謝。国の将来を考えた会津藩士・山本覚馬の姿勢を挙げて「皆さんも豊川だけでなく、日本のためにどうすべきかという気持ちを胸に入れてほしい。新市長と豊川を盛り立て、豊川ここにありと言われるよう活躍してほしい」と激励した。
 1995(平成7)年から市議を3期務めた後、2007年に市民病院移転を公約に掲げて市長初当選。3期12年にわたり新市民病院建設や旧宝飯郡との合併、小中学生の医療費無料化や豊川海軍工廠(しょう)平和公園の開園、小中学校のエアコン設置などを実現してきた。もともとは自動車のセールスマンだった経験を生かし、毎年新人職員には「聞き上手になることが市民との対話をスムーズにする秘訣」と説き続けた。
 特に「福祉と文化・スポーツの盛んなまちづくり」を方針に掲げ、高校駅伝競走大会への毎年の応援や豊川高校野球部の選抜甲子園出場、桜ヶ丘ミュージアム改修やB-1グランプリ開催を思い出に挙げた。21日に初登庁する前副市長の竹本幸夫新市長(65)には「明るいキャラクターで頑張ってほしい。やり残したマラソンコースや文化会館の整備を進めてほしい」と期待した。
 今後は「しばらくのんびりしたい」とした上で、庭木をいじったり、愛猫たちの世話をしながら静かに生活を送ることを明かした。
(由本裕貴)
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