「のんほいチャンネル」で動物の近況報告

　新型コロナウイルス感染拡大防止のために休園中の豊橋総合動植物公園（のんほいパーク）は、来園できない子どもたちに向け、動画共有サイト「Ｙｏｕｔｕｂｅ」の公式チャンネル「のんほいチャンネル」で、動物たちの近況を伝える動画を配信している。飼育スタッフがレポーター役。動物の担当者にインタビューするなどして、テレビ顔負けの番組づくりに取り組んでいる。
　県の緊急事態宣言を受けて14日から全面休園となった。臨時休校中の子どもたちも外出自粛が求められているために「園内の動物たちの姿を伝えよう」と動画を配信することになった。28日までにホッキョクグマ、フンボルトペンギン、ゴマフアザラシ、極地動物館、テンジクネズミ、ウサギの６種類の動画を公開した。
　収録と編集は職員たちが担当する。小動物たちとの触れ合いコーナーを担当する加藤里奈さんと山本葵さんがレポーターを務め、各飼育員にインタビューし、３～５分の長さに編集している。
　28日にはアムールトラの近況を収録した。レポーターの加藤さんが、担当の須川敏行さんに生息地や動物園での暮らしぶりなどについてインタビューした。
　須川さんは「動物たちが、休園前と変わらずに暮らしていることを伝えられる」と、動画の意義を強調する。加藤さんは「私が担当していない動物たちの生態も知ることができて、勉強にもなります」と話していた。
　動画は「のんほいパーク」公式ホームページにある「のんほいパークチャンネル」をクリックすれば視聴できる。
　今後も随時、コンテンツをアップしていく予定だ。
（安藤聡）