新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各種ツアーはキャンセルや催行中止、延期となった。仕事の無くなった大量の観光バスが、豊橋市内で、ずらりと勢ぞろいしている。
磯辺下地町の豊鉄観光バスの車庫。絶好の行楽日和の下、49台の車両が並んでいた。
例年の大型連休前後は行楽地へのツアーがある。4月は高遠の桜(長野県伊那市)、東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)、5月中旬からは富士芝桜(山梨県富士河口湖町)、茶臼山高原芝桜まつり(豊根村)などだ。多くの人が手軽なバスを使って往復する。
そこへコロナ禍。3月中はレストランバスやスキーツアーがあったものの、緊急事態宣言後は、すべて無くなった。
「キャンセルもさることながら、行先となる施設も閉鎖している状況だからツアーがそもそも成り立たないのが現状」と同社。
ただ停車させておけばいい、という訳ではない。定期的にエンジンをかけないといけない。バスを走らせる予定が無くなった運転手たちは交代で出勤し、洗車を済ませ、アイドリングチェックをしている。
(安藤聡)