浮ヶ谷さんら動画メッセージ

　夏休み期間中にドイツの一流音楽家たちを講師に迎える今年の豊橋青少年オーケストラキャンプは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。参加予定だった子どもたちに対し、講師のブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト主席客演指揮者の浮ヶ谷孝夫さんや、クラリネット奏者ら計８人が豊橋市ホームページで動画メッセージを寄せている。
　キャンプは、市などでつくる実行委員会の主催。豊橋日独協会が後援、企業の協賛を得て２０１０年度から毎年実施してきた。浮ヶ谷さんと現地の奏者が来豊し、応募した東三河の中学生、高校生に夏休みの４日間、演奏を指導する。最終日には一般客の前で子どもたちがキャンプの成果を発表している。
　メッセージは、浮ヶ谷さんと妻でフルート奏者の順子さん▽クラリネット奏者のクリスティアン・クレッヒさん、ヨハンナ・クレッヒさん▽チェロのステファン・キグルベルガーさん▽バイオリンのバレニー・ムーンさん▽指揮者の吉田治人さん▽ピアノの山城裕子さん－が寄せた。
　浮ヶ谷さんは「中止はとても残念です。来年お目にかかることを楽しみにしています」。クレッヒさんらはクラリネット演奏、ムーンさんは「来年を楽しみにしています」などと話している。
　メッセージ動画は豊橋市の「文化のまち」づくり課ホームページ＝ＱＲコード＝から見られる。
（安藤聡）