北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの写真を紹介する「横田めぐみちゃん写真展」(ブルーリボン豊川主催、豊川市後援)が10日、JR豊川駅東西自由通路ギャラリーで始まった。7月31日まで。
当時中学生だった1977(昭和52)年、下校途中に北朝鮮工作員に拉致され、いまだ帰国を果たせていないめぐみさんの写真20点を展示。中学入学時の春、父・滋さんが桜の木を背に撮った写真をはじめ、幼いころに兄弟と遊ぶ一幕や、北朝鮮で撮られたとされる成人になった姿、娘のキム・ヘギョンさんの写真も紹介されている。
拉致被害者家族連絡会(家族会)前代表で、40年以上も娘の帰りを待ち続けて全国で活動してきた滋さんは5日、老衰で亡くなった。
2008年に滋さんと妻・早紀江さんを講演会に招いた市民団体・ブルーリボン豊川の八木月子代表は、講演会で滋さんが言った「拉致問題を忘れないでほしい」を遺言と受け止め、豊川市民に「拉致問題を忘れず、関心を持ってください。それが大きな力になります。一緒に闘ってください」と呼び掛けている。
(由本裕貴)