蒲郡の高校生プロボクサーがデビュー戦で初勝利

2024/09/26 06:00(公開)
試合後、初勝利の喜びをジム関係者と分かち合う荒島さん(左から2番目、提供)

 蒲郡市在住で高校3年生の荒島梨球さんは、15日に刈谷市の「あいおいホール」で開かれたスーパーバンタム級の試合でデビューし、初勝利を飾った。荒島さんは「今までで一番うれしかった。何かを成し遂げた気持ちだった」と振り返った。

 

 格闘技の好きな友人の影響でボクシングを始めた。名古屋市の高校に通いながら、蒲郡市緑町の「三河ボクシングジム」でスパーリングやフックなどの技の修得、筋力トレーニングに励んでいる。7月にプロテストに合格した。

 デビュー戦までは毎週月曜から土曜にジムに赴き、階段での走り込みや筋トレ、基礎的な練習をしたほか、毎朝5㌔のランニングをして体力づくりを続けた。また、豊橋市の「とよはしボクシングジム」の選手と実践的な試合をして技術を磨いた。

次の試合に向けて練習に取り組む荒島さん=三河ボクシングジムで

「勝てる」と言い聞かせる

 

 デビュー戦は蟹江町の選手と対戦した。相手は体が大きく、パンチ力があった。荒島さんは緊張しながら「勝てる勝てる」と自身に言い聞かせて試合に臨んだ。相手のパンチを防ぎながら攻めに徹した結果、2対0の判定で勝利した。

 ジムの城野隆暢会長は「初勝利した時は感動した。攻撃の本能が出て相手のリズムを崩すことができた」と話す。

 今は11月に予定している試合に向け、ジムでさらなる技術向上のため、練習に励む日々を送っている。

 荒島さんは「自分が納得するぐらい強くなって自信をつけていきたい」と笑顔で話した。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

最新記事

日付で探す