新たに県内29人感染、豊橋は12日ぶり1人陽性

　県は12日、この日新たに29人の新型コロナウイルス陽性患者が確認されたと発表した。１００人を下回るのは30日連続。一方で県は「厳重警戒」の状況にあるとして、引き続き感染拡大防止に努めるよう呼び掛けている。
　29人の地域別内訳は、県所管が11人、名古屋市が15人、豊橋、岡崎、豊田の各市が各１人。豊橋市は８月31日以来の感染報告で、20代の男性会社員。せきや熱の症状があり、入院予定という。
　一方、11日に陽性と判定された48人の地域別内訳は名古屋市が24人で、東三河では豊川市の80代男性が感染した。年齢別内訳は20代が12人と最多で、30代が９人、40代と70代が各６人。
　７月１日から９月11日までの感染者の総数は４３１６人となった。30代以下は56・０％で感染経路不明者は53・１％。この期間の重症、中等症の患者が占める割合は11・７％。９月の11日間のそれは22・３％で、重症は1人増えて２人となった。死後にコロナ感染が判明した60代男性で、死者累計は75人となった。
　11日時点での入院は１８５人で、入院調整中が10人、自宅療養が１２０人、軽症か無症状の患者向けの施設入所が31人。
【山田一晶】